韓国の外見重視社会に見る生きづらさ
韓国系の航空機に乗り、スチュワーデスを見ていると、明らかに見た目で選別されていることがすぐに分かる。
顔は好みがあるので美人かどうかは置いておいて、間違いなく平均よりは上。
背が高く、足が長い、かっこいい体系のお姉さんばかりだ。
もともとスチュワーデス自体が容姿が悪い人は採用されにくいと思うけど、韓国の場合はあからさまなのだ。
韓国系の航空機を使った人にこのことを話してみると、皆同意する。
テレビをつけるとアイドルグループがテレビで歌を披露していた。
皆、整った顔であることはもちろんのこと、スタイルも抜群。
日本のアイドルグループに比べると、成熟、統一された美しさだ。
韓国にいると、美に対する意識の高さを日常の中で感じることが多い。
もちろん容姿が重要なのは世界共通。
恋愛だけじゃなく、就職とか、人付き合いとか、いろんな部分で容姿が関わってくる。
ただ、韓国の場合は容姿が重視される割合が他国よりも高い。
整形を受けた人口比率が世界一なのも納得。
容姿が重視されるのは結構だと思うけど、同時に生きづらい社会だと思う。
容姿が良い人が陽の目を見るということは、容姿が悪い人はその分冷や飯を食らうということ。
アイドルやスチュワーデスなど、表に立つ人間には美人が多いけど、街中で歩いている人はそうじゃない。
容姿が重視される社会で、容姿が良くないのは生きづらい。
顔や体形は生まれた環境で決まってしまう割合が多いので、変えようと思って変えられるものでもない。
学生時代、好意を抱いていた女の子と話をした時、彼氏は身長が180cm以上ないと嫌なんて言われたことがある。
俺の身長は171~2という日本人の平均であり、そんなこと言われてもどうしよもないのだ。
おかげでアプローチを考える必要すらなかった。
まあ、そんな勇気もなかったけど。
しかし、僕が相手に好意を抱いた理由もまた見た目なので、見た目を重視する相手に文句は言えない。
本当は見た目を重視しない社会になれば一番楽なんだけど、それは不可能。
華々しい美しさの裏側に、いろいろな悲しみを想像する、そんなある日のことだった。