作品を見ても感動できない、無感動症候群の原因と対策
今更ながら最近「君の名は」と「永遠の0」を初めて見た。
この2作はちょっと前に大ヒットして相当話題になっていたけど、流行に疎いので
見るのが大分遅れた。
見た感想としては、2つともそんなに面白くない。
前評判が高かっただけに期待外れでした。
君の名は30点、永遠の0は50点と言ったところ。
正直2時間以上見るのが少し苦痛で、後半は早く終わらないかなーと思ってしまう有様。
別にこの2作品に限らず、最近映画、ドラマ、漫画で心を動かされる機会が明らかに昔より減っている。
これは一体何故なのかとふと考えてみた。
感性の劣化
一番に思いつく理由はやはり年を取ったことによって感性が劣化していること。
小学生の時はちょっとしたことでも楽しめる心を持っていた。
関西から関東に引っ越すだけで期待で胸が高まったし、ファミコンのしょうもない安物ソフトでもプレイする前はワクワクした。
それが今は海外に行ってもワクワクすることはないし、物凄い美麗なグラフィックを誇るゲームのPVを見ても積極的にやりたいと思えない。
心が死にかけているのかもしれない。
ただ、今の自分でも面白いと思えるようなコンテンツはあるので、感性の劣化だけが原因ではないと思う。
集中力が続かない
昔から集中力に問題があり、学校での授業中は常にぼけっとして先生の話をほとんど聞いていない生徒だった。
就活の面接でも自分が質問して社長が答えてくれているのに、ふと夕飯のことを考えてしまって話を聞きそびれ、その後の反応に困ったことがある。
映画を見ている時も他のことを考えてしまい、重要な場面を心ここにあらずの状態で視聴してしまうこともしばしばあります。
ネットサーフィンで悪化?
僕はネットサーフィンをよくするけど、これが集中力の低下に拍車をかけている気がする。
インターネットではコンテンツが無尽蔵に無料で見られるため、一つ一つのコンテンツを見るときにそこまで真剣になれない。
いろんな人のブログを読みますが、大体流し読みで翌日にはほとんど内容について覚えてない。
何か調べものをするときも類似のサイトがたくさんあるため、ちょっと難しかったりするとすぐに他のサイトに移動してしまう。
youtubeで動画を見るときもすぐに面白いと思えなければ、あっというまに他の動画に切り替える。
情報が無料で膨大になった結果それに対して有難みを感じなくなった。
結果的に自分から積極的にコンテンツに面白さを見出すという姿勢が欠如し、ただただ分かりやすいもの、あまり考えなくていいものばかりを求める癖がついた。
だからちょっと話がややこしくなるとすぐに放棄したくなり、集中力が持たない。
映画を楽しむコツ
なんだかんだ言っても映画を見るときに最も大事なのはどれだけその世界観に入り込めるかだ。
人物に共感し、心情を推理し、ハラハラ展開を見守ることでどっぷりと映画の世界に浸かることができるし、それでこそ面白みを感じる。
俺にもそういう風に映画を楽しめる時はある。
そういう場合は相性のせいなのかこちらから能動的に見なくても、自然と世界観に引き寄せられている。
でも、やっぱり能動的に見て面白さを見出さないと楽しめないコンテンツっていうのも多い。
何回か見て面白さが分かるスルメ映画もある。
この文章を書いていくうちに、やっぱり自分には面白さを発見しようとする努力が足りなかったという考えに至ることができた。
今後映画を見るときはもう少し能動的な視聴を心がけたい。