働かざるもの飢えるべからず

人生オワコンニートの歩き方

職歴なし、金なし、女なし、オワコンアラサーニートによるニートのためのブログ

ニートは注意せよ。初めてのアメリカ入国審査で焦った話。

f:id:Wanari:20180504233019p:plain

 人生で初めてアメリカに行き、入国審査で冷や汗をかいたことがある。

当初は入国なんて誰でもできると思っていたので、油断してちょっと想定外のことが起こった。

ロサンゼルス空港に着いて、外国人用の審査の列に並んだ時の話をしよう。

 

 

入国審査

自分の番になってデスクに行き、指紋登録などを終えて問答が始まった。

会話内容は赤字とする。

 

審査官「どれくらい滞在する?」

 

俺「30日」

 

審査官「普通日本人は数日しか滞在しないのに、なんでそんなに長く滞在するの?ビジネスのために来たの?」

 

この時点でこんなこと言われるのが想定外。

しかも結構怪しんだ目で見つめられている。

 

俺「観光のためです」

 

審査官「どこに行くの?」

 

俺「ラスベガスやサンフランシスコです。(嘘)」

 

審査官「仕事は何してるの?」

 

俺「無職です」

 

俺がこう答えた瞬間、審査官の顔は一層険しくなった。

 

審査官「何で無職なの?」

 

俺「ここに来る直前にやめたからです」

 

審査官「何で仕事見つけてないのに観光してるの?」

 

いちいちうるさいなー。ほっとけや!

しかも、慣れない英語だからめっちゃ焦って余計怪しいっていうね。

 

俺「息抜きのためです」

 

審査官「ちょっとおかしくない?本当はビジネス目的でしょ?」

 

完全に圧迫気味の相手の姿勢に押されそうになるも、何とか落ち着いて回答を続ける。

 

俺「いや、初めてのアメリカだしゆっくりしたいだけです」

 

審査官「前職は何やってたの?」

 

俺「営業職です」

 

審査官「何を売ってたの?」

 

俺「センサーです」

 

審査官「どれくらいのお金を稼いでたの?」

 

安すぎると不法就労を疑われそうだったので高めに答えることにした。

 

俺「うーん、7万ドルぐらいですかね(嘘)」

 

審査官「お金はいくら持ってきたの?」

 

ここも盛ることにした。

 

俺「キャッシュで2000ドル、クレジットも数枚あって、日本の口座に十万ドル(嘘)」

 

審査官「ふむ...アメリカに知り合いはいるの?」

 

俺「いません」

 

審査官「わかった、もう行っていいよ」

 

俺「ありがとう」

 

こんな感じで終わった。

適当な嘘をその場で並べ立ててどうにかやり過ごしたけど、短いやり取りとはいえこういうオフィシャルな場面で堂々と嘘をつくのは緊張する。

アメリカ政府に対して嘘をついているということになるからね。

今回のことで反省するべきことがいくつかある

ロサンゼルス空港の審査は厳しい

基本的に移民が行きたがる国ほど、入国審査は厳しい。

つまり、世界で1,2番目に人気のアメリカやイギリスはとても厳しい部類にはいるのだけど、ロサンゼルス空港はその中でも特に厳しいようだ。

自分が行こうとしている国の審査がどれくらい厳しいのか、事前に調べておかないと駄目だ。

聞かれることは大体決まっているので、準備さえすれば問題はないはず。

 

人気の国だからこそ、やって来る外国人にも強気だ。

大したスキルのない労働者は来られても迷惑だし、来てほしくない。

あくまで旅行客としてさっさと金を使って帰りやがれ。

本音を言えばそういうことだろう。

日本人の不法滞在者が多い

ロサンゼルスには学生の延長でビザが切れても住み着いてしまったり、語学学生のふりをして学校に通わずに仕事をしているような日本人が結構いる。

当然アメリカとしてはこういう人たちには迷惑している。

なので、日本人と言えども厳しく審査はされると覚悟しておこう。

無職申告はやめたほうがいい

入国審査の時に職業を聞かれて無職と答えるのはまずい。

アメリカの入国審査官が最も警戒するのは不法就労なので、無職と分かった時点で警戒対象に入ってしまい、いろいろ深堀りされることになる。

俺のようなニートは前職か、適当な職業を考えておく必要がある。

正直に言わなくても大丈夫。

美容師みたいに場所を選ばず働ける系の職業だと怪しまれるようなので、日本国内に基盤があるような職業がいい。

 

嘘にもその場で分かるものとそうでないものがある。

例えば帰りの航空券の日付は嘘をつくと、その場で確認されたらばれるからリスキー。

でも、自分の経歴や目的だったらその場で確認しようがないのでいくらでも嘘がつける。

嘘がばれたら二度と入国できない可能性があるので、しっかりと準備して嘘をついたほうがいい。

 

2回目はあっさりと通過

2回目にロサンゼルスにやってきた時、前回のことを踏まえてしっかり準備した。

でも、審査ブースに行ってみると拍子抜けだった。

行き先や滞在日数すら聞かれず、一切言葉も交わすこと無くパスポートに判だけ押されて通過できたのだ。

1回目とは違う簡易ブースに案内されたので、2回目以降は難易度がさがるのかもしれない。

 

前のインド人っぽい人は同じ審査官にいろいろ質問されていたので、自分は怪しくないと思われたのだろう。

いかにも観光客っぽくするために、革ジャンを着てテンガロンハットを被ったのが正解だったのかな

結局は人によるとしか言いようがないのだけど。 

増える強制送還

トランプ政権になってからますます入国審査は厳しくなっており、強制送還や別室送りになるケースが増えている。

たかが入国審査と侮らず、よく準備をして望んだほうがいい。

高い航空券代がパーになったら精神的にしんどいと思うので、気をつけよう。